年中無休 | 24時間受付
2018年8月13日 [最終更新日]2018年8月10日
整形シンデレラをご存知でしょうか。
湘南美容クリニックが主催するプロジェクト、整形シンデレラオーディション。
毎年、整形シンデレラのグランプリは、ガールズアワードで発表されます。
このファイナリストは、湘南美容クリニックが費用を全て負担して、整形を受けることができます。
湘南美容クリニックが行っている整形シンデレラの施術に関する経費は、広告宣伝費として経費とすることができるでしょう。
実際に、整形シンデレラオーディションの模様はテレビで公開され、整形手術のシーンも放送されます。
さらに、ガールズアワードで整形シンデレラのグランプリを決め、湘南美容クリニックのホームページでは施術の詳細が公開されています。
湘南美容クリニックの宣伝に大きく貢献しており、これらは広告宣伝費として経費で落とすことができるでしょう。
それでは、職業として綺麗でいることを求められる人の美容整形の費用は、経費で落とすことができるのでしょうか。
美容整形の費用を経費として認めてもらうためには、その職業を継続していくにあたり、必要不可欠なものかどうかが判断の基準です。
モデルの場合から見ていきましょう。
整形の費用は、経費で落とすことができるでしょう。
芸能事務所は、これらの整形にかかった金額を費用として計上することができます。
モデルにとっては、報酬となり扱いが変わることが考えられます。
経済的利益のあるものとして、所得を構成するものとなる可能性があります。
また、エステの利用料金に関しては、一般人も美容方法として取り入れているため、費用として落とすことは難しいかと思います。
経費として落とせるかどうかは、モデルという仕事を維持していくために必要不可欠かどうか、この視点で判断しましょう。
しかし、モデル業を維持するのに必要不可欠かどうかの基準は曖昧でもあるため、不安であれば税務署に相談してみると良いかもしれません。
ちなみにですが、一時期には板東英二さんの植毛が経費とならなかったことがあったかと思います。
カツラは仕事で使用するため経費と認められましたが、植毛は日常的なものであるため、費用として認められませんでした。
キャバクラ嬢の場合は、整形費用を経費として落とすことができるでしょう。
また、ドレスや化粧品なども経費とすることができますが、これらはお店のみで使用される場合に限られます。
注意しておきたいのは、お店などから受け取った給与は事業主賃として処理します。
最近のキャバクラは、一般企業などのOLと同じように、事業主ではなく雇用採用のキャバクラもあります。
この際はお店から給与所得として支払われ、お店からの指示などで整形する場合には、お店は整形費用を経費として落とすことができます。
整形したキャバクラ嬢は、モデル業の場合と同じく、報酬となることが考えられます。
風俗嬢の場合は、体のどの部分でも美容整形費用を経費として落とすことは難しいようです。
ただし、病気などの検査や薬局などの薬の処方は、医療費控除が適用されます。
モデルや女優などの場合は、イメージを保つことが大事な部分もあるため、メンテナンス費用は経費として落とすことができるでしょう。
経費で落とせるかどうかの判断基準は、それらの仕事を維持していくために必要不可欠かどうか、という点です。
基準が曖昧でもあるため、不安な場合にはお近くの税務署に電話をして、相談しながら経費に計上すると良いかもしれません。
当税理士法人フォーエイトでは、クラウド会計の確定申告に対応し、さらに経費で落とすことができるかなどの相談も承っていますので、ぜひご相談ください。