税理士試験の合格通知を受け取った一週間後、ある音楽プロデューサーから電話が来ました。「合格おめでとう!明日空いている?」 彼の運営するオーディションサイトで僕の曲が話題になっていたため数ヶ月前から仲良くさせてもらっていました。合格祝いに夕食をご馳走してくれるとのことだったので、翌日、指定の飲食店へ。 夕食後、彼の経営するスタジオが近くにあったので、急遽、見学させてもらうことに。スタジオの重い扉を開けると、そこは別世界。 億単位の機材が並ぶ、僕にとって憧れの空間でした。 そんな空間に圧倒されている僕に彼はこう言いました。「来月からこのスタジオで、僕といっしょに音楽を作ろう」 そこから僕の税理士人生は、遠回りを始めました。
税理士業界への就職をやめ、翌月から音楽業界へと足を踏み入れました。 それから2年間、短い時間ではありましたが、シンガーソングライター・プロデューサー・プロモーターとあらゆる経験をさせて頂きました。 その後、税理士業界に就職しましたが、ミュージシャン時代に編み出したSNSプロモーションへの依頼が殺到したため1年足らずで税理士業界を離れ、広告代理店を経営していくことに。 おかげさまで広告代理店は、今では広告業界でも一目置かれるまでに成長し、また、お笑い芸能プロダクション、音楽事務所、ウェブ制作会社、モデル・タレント事務所と事業を拡大してきました。そして、今回、新たに税理士法人を立ち上げます。
会社経営し始めてから税理士側ではなく、一経営者・一個人として顧問税理士のサービスを受けてきました。また、税理士法人の立ち上げを目指していたので、多くの方々から忌憚のない意見を頂きました。 そこから見えてきたのは「みんな税理士のサービスに大して満足していない」ということでした。そして、大して満足していないのにもかかわらず「税理士を変えるのは面倒臭い」とか「税理士を変えると税務調査が来る」という勝手な思い込みから税理士を変えることを検討していないという事実でした。広告にしても、芸能にしても、音楽にしても、クライアントやお客様に満足して頂けなければ、契約継続ありません。リピーターにはなってくれません。
その危機感の中でサービスを提供してきた僕らなら良いサービスを提供できる。また、会計・税務は「売り上げた後の話」です。 しかし、経営者が気にしているのは「売り上げる前の話」なのです。そのため税理士の意識と経営者の意識の間には、大きな隔たりがあるように思えます。 広告代理店を経営している僕らなら「売上を上げる前の話」と「売り上げた後の話」の両面からアドバイスができる。 「僕といっしょに音楽を作ろう」と言われてから、随分と税理士としては遠回りをしてきましたが、今ここでこれまでの経験の全てを活かし、税理士の新しい価値を提供したい。その思いから税理士法人フォーエイトを立ち上げました。
アナタは、アナタの大事なお金を見る税理士をどんな理由で選びますか?
その理由が明確に答えられないのなら、一度、ご相談頂ければ幸いです。