電話や電気などの公共料金の支払いをクレジットカードで対応している方もいるかと思いますが、税金などの公的な支払いもクレジットカードを利用できます。
今年の1月4日から、国税庁が「国税クレジットカードお支払サイト」を開設し、クレジットカードによる納税を開始しました。
所得税や法人税、相続税、贈与税といった国税において、クレジットカードでの支払いが可能となりました。
納税方法の選択肢が増えたことは、納税者にとってもメリットがあるのではないでしょうか。
納税できる税目や使用できる種類については、こちらのコラム「クレジットカードで納税できる税目や使用できるカード」をご覧ください。
クレジットカードによる納税は、「国税クレジットカード支払いサイト」を通じて行います。
「国税クレジットカードお支払サイト」の利用は、24時間可能であり、PCやスマホからも手続きができるため、いつでもどこでも納税が可能です。
納税額1万円までは利用手数料82円(税込)がかかり、税額が1万円増えるごとに利用手数料82円(税込)がかかります。
納税額は手数料込みで1,000万円まで可能で、支払いは、一括払い・分割払い(3,5,6,10,12回)、またはリボ払いが可能です。
納税期限の後に引き落とし日が来る場合についてですが、納付の手続きが完了していれば、クレジットカードの引き落とし日が、納期限よりも後になってしまっても大丈夫のようです。
納税手続きについては、複数の税目(所得税、贈与税など)をまとめて納付することはできません。
クレジットカードお支払いサイトでの納付手続きが完了すると、その納付手続きは取り消すことができず、仮に間違ってしまった場合は、還付などの手続きが必要です。
クレジットカード納税は、継続的な手続きではないため、その都度、納付手続きをする必要があります。
クレジットカード納税によるメリットとして以下の3点が挙げられます。
クレジットカードによる納税でのいちばんのメリットは、やはり、ポイントがつけられることではないでしょうか。
納税は義務として仕方ないことですが、ポイントがもらえれば、これまでよりもお得な気がします。
納税資金が足りないといったときにも、クレジットカード納税なら支払いを少し先延ばしにできます。
さらに、分割払いにすることで、1回あたりの負担を少なくすることも可能ですし、2回払いにすれば余計な分割手数料も払わずに済みます。
1番のメリットはやはり、手軽さでしょうか。
パソコンとクレジット環境があれば、簡単に納税できるため、時間の節約になります。
納税時に利用可能なクレジットカードは、Visa、Master card、JCB、American Express、Diners Clubと大体のカードは使えますが、クレカ納税にすると手数料がかってしまいます。
クレジットカードのポイントがついても、手数料の負担の方が大きくなってしまう場合もありますので注意が必要です。
クレジットカードによる納付で残念なことは、決済手数料を支払わなければならない点です。
1万円の納税で82円(税込)がかかるため、100万円をクレジットカード納税する場合、8208円(税込)が決済手数料となります。
クレジットカード納税で魅力的なのは、やはり支払いにより発生する「ポイント」や、納税額が用意できない場合は、少し時間を稼ぐことができる点かと思います。
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